介護職と利用者間でよくある問題といえば、やはり幻聴幻覚、それに盗難です。盗難といってもそのほとんどは利用者様の勘違い、もしくは妄想の場合が多く、家族がそのことをきちんと理解していれば良いのですが、中には利用者を信じてしまう家族もいます。そして問題が起きたとき、上司があまり理解のない人だったりするとなかなか現場の人間を守ってくれないこともあり得るのです。また、そういったことがないように、キャリアアップを目指す介護職員もいるようです。介護職員がキャリアアップをするには、現場経験に加えて資格取得が必要不可欠です。どれだけ現場のことを知っていても経験があっても、資格がなければスキルの証明にはなりません。介護職が足りないと言われ処遇改善されていると声高に言われていますが、介護の資格は一本化されておりキャリアアップしやすい職業であるとも言われています。
ともあれ、上記のような盗難騒動が起きたときなど、介護職が自らを守るためにはキャリアアップして現場を知るものが上にいるのが一番と言えます。しかしながら、介護職というだけではどこの施設も上にはいけないため、介護福祉士など信頼のある資格を取る必要があります。さらに、上にいくにはケアマネもしくは社会福祉士の資格を取る方法もあります。仕事をしながら難しい勉強もしなくてはならないため、挫折する人や、妥協してしまう人も多いかもしれませんが、資格を取ってキャリアアップを図ることは自分を守ることにも繋がります。会社によっては資格取得支援のあるところもあるので、気になる人は一度調べてもらうと良いでしょう。